あまり知られていないけど、アプリの使い勝手を大きく上げるiOS7の新機能

iOS8もそろそろリリースかという今日このごろですが、今回はiOS7で追加された、あまり表にでない、でも、アプリの制作を検討されている方が、知っておくと得する仕組みの紹介です。 まずは、TechCrunchの記事の引用から。 http://jp.techcrunch.com/2014/03/06/20140305gmail-for-ios-gets-full-support-for-background-refresh/ “今後Gmailはバックグラウンドで(つまり起動されていないときに)メールのダウンロードをするようになる。ユーザーがアプリを起動すると同時に受信トレイは最新の状態になっているわけだ。” 上記がまさに、紹介したい仕組みをGmailのアプリで利用するようになりましたよ、ということをいっています。 その仕組みの名前は、ずばり「Silent Notification(サイレント ノーティフィケーション)」です。 このNotificationはいわゆる「プッシュ通知」のことですので、意訳すれば「静かなプッシュ通知」。

「気づいてもらえないプッシュ通知に何の意味があるの?」というつっこみもあるかと思いますが、実際、本当にユーザには気づかれることなく、アプリに通知されるプッシュ通知のことです。 Silent Notificationは、以下のようにアプリの使い勝手を改善します。 (アプリの内容は仮に、店舗がユーザに情報ー例えばカタログーを見てもらうもの、を想像してください。) ◆Silent Notificationを利用しないアプリ(改善前)  1)店舗がカタログの情報を更新します   :  2)ユーザがアプリを起動します  3)アプリは新しいカタログのデータをダウンロードします(ユーザは待たされます)★  4)ユーザはカタログを閲覧します ◆Silent Notificationを利用するアプリ(改善後)  1)店舗がカタログの情報を更新します(→Silent Notification送信)  2)(Silent Notification受信→)アプリは新しいカタログのデータを(こっそり、バックグラウンドで)ダウンロードします   :  3)ユーザがアプリを起動します  4)ユーザはカタログを閲覧できます 改善点は、★にある待ち時間が、Silent Notificationを利用すればなくなりますよ、という点です。 仕組みとしてのポイントは、「iOS7からは、アプリはSilent Notificationを受信すれば、しばらくバックグラウンドで動作することができますよ」というところになります。 3Gや4Gの回線では、特に画像等のダウンロードには時間がかかるものです。よって、必ずページを開いてからダウンロードが始まるWebサイトとの比較はもちろんのこと、Silent Notificationを利用しバックグラウンドで事前にダウンロードを行わないアプリと行うアプリでは、使い勝手に差がでてきます。 もちろんSilent Notificationを利用(+バックグラウンド処理に対応)することで多少開発費用の増加になるかもしれませんが、よりユーザに支持されるアプリを制作したいという方は、利用をご検討ください。 なお、この仕組みはネイティブアプリはもちろん、一部のクロスプラットフォームの開発環境(Titaniumなど)でも利用できるようです。 今回は、 ・Webサイトに対して、アプリによる情報発信には、(Silent Notificationを利用+バックグラウンド処理に対応することで)待ち時間0で情報を見てもらえるメリットもあるよね

・iOSアプリの制作を依頼するときに、「そこ、Silent Notificationを使って、バックグラウンドで処理するようにできますか?」と注文できれば、より使い勝手のよいアプリができるかも というお話でした。

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